意外と知らない奉納酒「奉献酒との違い・本数・日本酒銘柄について解説」

奉納酒(ほうのうしゅ)・奉献酒(ほうけんしゅ)とは、地鎮祭・竣工式・神事などで神様にお供えする日本酒のことです。

祭壇の前に海の幸や山の幸、野の幸などと一緒に一升瓶のお酒をお供えします。お供えするお酒は、奉納酒として神霊な力が宿るとされています。

神事の奉納酒や地鎮祭の奉献酒として「奉納酒はどんな銘柄を選べばいいの?」「何本用意すればいい?」という疑問についてまとめました。

目次

「奉納酒」と「奉献酒」の違い

「奉納酒」と「奉献酒」ともに神様や仏様に捧げる日本酒のことを指しますが、ニュアンスが少し異なります。

奉納酒:神様にお酒を「奉納する」という意味。一般的で分かりやすい表現。神事「神社への参拝・お祭り・祈願のお礼」に使われることが多いです。
奉献酒:神様にお酒を「献上する」という意味。やや格式のある、儀礼的な表現。地鎮祭・上棟式・竣工式に使われることが多いです。

神社や地域、祭事によって表書きの慣例が異なる場合があります。特定の神社に奉納する場合は、神社側に確認するのが確実です。

昔は一升入りの角樽が一般的

昔は、お祝いごとと言えば、一升入りの角樽を納めるのが一般的でした。一升入り角樽は「一升もの」「一生もの」とされ、お祝いの縁起物として日本国内の神事でよく使われてきました。

現在では一升瓶(1.8L)が主流になっています。

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奉納酒の本数

正式には一升瓶(1.8L)の2本組(一対)を紅白蝶結びののし紙をつけて用意します。

ただし必ず2本でなければならないという規則はなく、1本でも問題ありません。

2本が好まれる理由としては、さきほどの角樽の「一升もの」「一生もの」の名残のように、角樽のシルエットや2本1組の形に似せて、一升瓶2本を縄で縛るスタイルが定着と言われています。

奉納酒と御神酒の違い

奉納酒は神様にお供えするお酒で、御神酒は神様にお供えした後に人がいただくお酒になります。

人から神様に向かって納めるときは「奉納酒」神様にお供えされた酒を人がいただくときは「御神酒」になります。

奉納酒の熨斗(のし)の書き方

奉納酒の熨斗(のし)の書き方は「奉献」または「奉納」・下には(個人名・会社名・団体名)を記載します。

水引は何度あっても良いお祝いや神事のため、紅白の蝶結び(花結び)を選びます。

2本組の場合は縄で縛って熨斗をかける場合や、化粧箱に熨斗をかける場合があります。

酒屋さんに奉納酒ということを伝えれば、熨斗紙の準備も含めて対応してもらえるケースが多いです。

ネットで購入する場合も奉納酒セットを購入するか、対応が可能かを確認することをお勧めします。

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神社に奉納する際まずは社務所へ伝える

神社に奉納する際は、のし紙をつけて社務所に持参するのが基本です。

社務所へ伝える:勝手に祭壇へ置かず、まずは社務所や授与所へ持って行き「奉納したい」とひとこと伝えて預けます

小さな神社では神職が不在の場合もあるため、本数が多い場合や大きな菰樽(こもだる)を納める際は事前に連絡しておくと安心

菰樽(こもだる)とは

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菰樽(こもだる)は、日本酒の入った木の酒樽に、藁やマコモの葉で編んだ「菰(こも)」を巻き付けて竹の箍(たが)で締めたものになります。

テレビ等、映像で見た方も多いと思いますが、祝いの席で木槌を使って蓋を割り開ける「鏡開き」に使われます。

菰樽のサイズは一升樽(約1.8L)・一斗樽(約18L)・二斗樽(約36L)・四斗樽(約72L)の4種類が一般的です。

大きな神社では奉納された大きな菰樽が積まれている姿を見た方も多いのではないでしょうか。

ちなみに神社に積まれている奉納の大きな菰樽の中身は基本的には何も入っていないか発泡スチロールなどの詰め物が入ったディスプレイ専用の飾樽になります。

奉納酒の種類・人気銘柄

奉納酒の種類としては本醸造以上・純米酒や大吟醸を選んでおくと格として間違いがないでしょう。特撰でないといけないというわけではないです。

銘柄選びで迷ったときは、縁起の良い名前のお酒を選ぶのがおすすめです。

定番の縁起の良い名前の銘柄である「松竹梅」や「白鶴」・伊勢神宮御料酒蔵の「白鷹」が多いです。

地元の地酒や銘酒を選ぶ方も多いです。地元の酒屋さんに奉納酒で人気の銘柄を相談するといいでしょう。

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